2026-27年度 ガバナー月信

2026年9月号

国際ロータリー第2580地区 2026-27 ガバナー月信9月号 vol.1
基本的教育と
識字率向上

国際ロータリー第2580 地区 2026-27年度ガバナー 谷一  文子

「地区の4つの目標」

国連によると、何らかの形で措置が講じられない場合、2030年までに8,400万人の子どもや若者が学校に通えなくなり、約3億人の生徒が人生で成功するために必要な基本的な算数と読み書きのスキルを欠くことになるとされています。これは発展途上国の話で日本は大丈夫、と思っていませんか?ところが、日本には不登校の子どもが35万4千人(令和6年文部科学省)もおり、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校していないという実態です。子どもの出生数が67万人という中で、あまりにも大きい数字ではないかと思います。
 東京練馬中央RCでは「ディスレクシア」(発達性読み書き障害)の子どもたち家族への支援をしています。ディスレクシアは耳慣れない言葉ですが、話すのは全く支障がないのに文字がぐにゃぐにゃして音読できない、漢字が書けない、といったことがあります。1クラスに2~3人はいると言われており、周囲の人もほとんどわからないのです。でもパソコンでなら文字を打ち込んで書くことができたり、音で覚えたりと特殊な能力で克服している人もいます。(公共図書館でもディスレクシア対応でリーディングスラッガーを置いている館もあり、電子書籍は読み上げ機能もあります。)
 また、貧困が教育格差を拡大させているのは日本も世界も変わりません。高等教育だけでなく、体験活動にも差異が見られます。キャンプする、美術館に行く、動物園に行く、家族で旅行するなどの体験の不足も大きいのです。東京荒川RC主催の「バリアフリー演劇」で発達障害をもっている少女が舞台で一緒に高らかに誇らしく歌っている姿に私は感銘を受けました。バリアフリー演劇では最後にみんな舞台に上がっておいで、と呼びかけられます。誰もが主役になれる舞台、彼女にとって素晴らしい体験になったのではないかと心を動かされました。私たちロータリアンが子どもたちの教育のためにできることは国内外を問わずまだまだたくさんあるように思います。

東京荒川RC主催のバリアフリー演劇「星の王子さま」

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September