2023-24年度 ガバナー月信

2024年5月号

持続可能な元気なクラブとは?

国際ロータリー第2580地区
2023-24年度ガバナー
栃木 一夫

ポリオ撲滅チャリティーゴルフ大会にて 2024年4月25日(木) 於:水海道ゴルフクラブ
ポリオ撲滅チャリティーゴルフ大会にて
2024年4月25日(木)
於:水海道ゴルフクラブ
 私は2023-24年度地区基本方針 を【持続可能な元気なクラブを実現しよう】 といたしました。元気なクラブがあって、国際ロータリーやロータリー財団が成り立ち、そのうえで地区があります。持続可能な元気なクラブの実現がロータリーの発展の原動力であり、各クラブの活動がロータリーの中心、つまり「核」であります。さらに元気なクラブの実現に向けて、ロータリアンの本気度、やる気が必要です。そこで【ロータリアンの心に火をつけよう Get the Joy of Rotary】という合言葉をかかげました。ロータリアンの心に火をつけようの英訳 Get the Joy of Rotary は、心に火が付いたロータリー活動の結果を思いにしました。
 持続可能な元気なクラブとはどんなクラブだろうと自問自答しながら公式訪問をしていました。クラブの会員数は重要な要件です。しかし会員数の多いクラブイコール元気なクラブでしょうか?少人数でも活気があり、品格のある例会、活発な奉仕活動をしているクラブが沢山ありました。その中で次のようなことが元気なクラブの条件だと感じました。
◯例会会場で笑顔の会員が多く、分け隔てなく交流している
◯クラブ協議会での対話が活発である
◯自クラブの奉仕活動の意義を全員が理解している
◯派閥がなく風通しの良いクラブ
◯財団・米山等寄付がクラブの規模以上ある
◯他クラブとの交流がフレンドリーにできる
◯例会、奉仕事業、クラブ行事、地区行事への会員の出席率が良い
◯入会5年未満の退会会員がいない
持続可能なためには?
◯会員の世代(年齢)のバランスが良い
◯退会防止策を会員相互の親睦を通じて行なっている
◯ DEI が受け入れられている
◯毎年コンスタントに会員増強が出来ている

皆さんも考えてみてください。MY ROTARY の「クラブの健康チェック」をしてみてください。
 ロータリーは変わろうとしています。単年度制から複数年にわたる数値目標を立て継続した行動をすることを求めています。活動分野に基づくクラブ、法人クラブ、パスポートクラブ、衛星クラブ等 時代にあった様々な新しい形のクラブの誕生や例会も月2回以上となるなどクラブ運営の柔軟性も奨励しています。例会に食事が必要か?例会は対面でなければいけないか?なども問われています。
 クラブが変化を受け入れるためには、元気なクラブになるための集中と選択が必要です。その為には明確な理念に基づくクラブビジョンと行動計画を持たないといけないと思います。持続可能な元気なクラブの実現の特効薬はありません。唯一あるとすれば理念に基づく会員相互の対話を活性化することで、ロータリアンの心に火をつけて活動する事、仲間を同志を増やすことにつきます。昭和だからできたクラブ運営、平成だからしなくてはならなかった奉仕活動、時代時代の要請に見合う活動がありました。そして今、令和という時代にふさわしいロータリーを創らなければなりません。その基本は奉仕の理念です。大きなクラブも小さなクラブもいきいきとするために、ロータリアンの心に火をつける何かを見つけましょう。

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