【マンガ】奉仕の理念を未来へ繋ぐ ロータリーの原点決議23-34から紐解く奉仕の心
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76おわりに ~奉仕の理念を未来へ繋ぐ~ロータリーの歴史から奉仕の理念を示した決議23-34まで述べて参りました。ロータリーは思いやりの心をもって他人に尽くす人生哲学である「奉仕の理念」、Service above self「超我の奉仕」One prots most who serves best「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」を全ての活動の根底に置きます。これを常に携え、そして大切な事はこの「奉仕の理念」を個人生活、事業生活、および社会生活に適用、実践に移す事です。実践に移すことで自分自身を、事業を、業界を、そして社会全体を向上に導く道が見えて来ます。企業経営に視点を移すと、自分の儲けを優先するのではなく、自分の職業を通じて社会に貢献するという意図を持って事業を営みその利益は従業員や取引に関係する人たちと適正に再配分する、それが継続的に利益を得る道であり、業界全体の職業倫理を向上させることに繋がって行きます。何と今から100年以上も前に修正資本主義に近い考え方を先取りしたことに驚かされますが、それだからこそ「奉仕の理念」は提唱から100年以上たった今でも我々のビジネスや生き方に対し多くの示唆を与えてくれるのです。そして次に大切な事は「奉仕の理念」を次世代に繋いで行く事です。「奉仕の理念」は

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