【マンガ】奉仕の理念を未来へ繋ぐ ロータリーの原点決議23-34から紐解く奉仕の心
72/78

72言えます。これは自分と他人を分けないで考える心、すなわち「人の喜びや悲しみを自分の喜び、悲しみと受け取る心」です。こうした奉仕の基礎になる自分の心を磨く、その自己研鑽と切磋琢磨の場がロータリーの例会です。例会に出席することにより、自分の心が磨かれ、自己研鑽に励むことができます。そして、例会を出たところでも最もよく自己研鑽に励む者には最大の功徳があるということです。その結果、自分の企業が栄え、その余徳は同業者を潤し、地域社会を豊かにしていくことに繋がっていきます。これこそ、ロータリーの奉仕の心ここにありということになるのではないでしょうか。「決議23-34」第2項 第2項ではロータリークラブとはなにか、について記しています。前項第1項では、ロータリーの奉仕の理念とはなにか、について記されていましたが、第2項ではそれをもとに、それぞれの職業の代表として、また地域社会のリーダーとしてロータリアンは奉仕の哲学を受け入れたうえでクラブにおいて〝何をするか〟を4つに分けて具体的に述べています。第1は、奉仕の理念を学ぶことです。ロータリアンはそれぞれの事業および専門職務に携わる人の代表ですから、それぞれの事業を繁栄させ、良質な職業人とならねばなりません。それが同時に人生の幸福を得るための基礎である、つまり、自分の仕事が自分の人生の幸せにつながることであり、それをクラブ生活の中で研鑽をつむことを求めています。第2は、第1で謳う良質な職業人として研鑽を重ね、その成果を以て奉仕の実例を、クラブの中

元のページ  ../index.html#72

このブックを見る