【マンガ】奉仕の理念を未来へ繋ぐ ロータリーの原点決議23-34から紐解く奉仕の心
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71の対立が生まれました。特に1912年頃からはそれらの対立が激化しますが、これを解決に導いたのが「決議23-34」でした。「決議23-34」のメッセージは、ロータリーの根本精神は「奉仕の理念」にあり、私たちの全ての個人生活、職業生活、社会生活の中に「奉仕の理念」が実践されていなければならないということです。各項において上記で述べた各対立の解決策が具体的に整理され、ロータリーの基本哲学、それに基づくロータリークラブとロータリークラブが行う奉仕の在り方が明確に示されております。「決議23-34」第1項 第1項ではロータリーとは何かについて述べられています。ロータリーの目的にある「奉仕の理念」すなわち奉仕の哲学を明解に定義した条文として重要な価値があります。「ロータリーは、基本的には一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉仕したいという感情とのあいだに常に存在する矛盾を和らげようとするものである。この哲学は奉仕ー「超我の奉仕(Service above self.)」―の哲学であり、これは、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる(He prots most who serves best.)」という実践的な倫理原則に基づくものである。この人生哲学が「奉仕の理念」です。「奉仕の理念」の意味するところは、他人のことを思いやり他人のために尽くす事、言い換えるとロータリーは利己と利他との調和を目的とする人生哲学と

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