【マンガ】奉仕の理念を未来へ繋ぐ ロータリーの原点決議23-34から紐解く奉仕の心
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63解説編③ ロータリー倫理訓(道徳律)ロータリー倫理訓(道徳律)の制定 1911年にロータリーのモットーとして職業奉仕理念が採択されたにも拘らずロータリアン同士の取引、物質的相互扶助はまだまだ根強いものがありました。その為、1913年のドゥルース大会でロータリアンが如何にして職業倫理を高めるかという指針の作成を次年度のヒューストン大会に提案することが決議されました。この指針作成のため世界のロータリアンからアンケートを取りそれを纏める事になりましたが、その完成はヒューストン大会を経て1915年サンフランシスコ大会で「全分野の職業人を対象とするロータリー倫理訓」として採択されました。1916年にガイ・ガンディカー(1923年~24年RI会長)がクラブ運営管理のテキストとして奉仕概念を集大成した「ロータリー通解」に掲載され多くのロータリアンの道標となりました。現在では歴史的文献とされ、国際ロータリーの公式資料には掲載されてませんが「奉仕の理念」の真髄を表しており現在においてもロータリアンの指針と言えるものであると考えられます。下記にその前文を掲載いたします。

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