【マンガ】奉仕の理念を未来へ繋ぐ ロータリーの原点決議23-34から紐解く奉仕の心
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37ブの拡大を試みます。これを実現させる為宣伝拡大委員会を作り委員長にシェルドンを任命しました。シェルドンはこの概念の普及に努めましたがあまりに熱中したため親睦が阻害される事態となり会員の反発を招く事となります。ついにシェルドンの宣伝拡大委員長解任動議が提出可決され解任に追い込まれました。ポールもこの責任を取って病気を理由に会長職を辞任しました。そしてクラブ長老の収拾案に基づき、次の会長にはハリー・ラグルス、宣伝拡大委員長にはチェスリー・ペリーが選ばれました。全米ロータリークラブ連合会の発足チェスリー・ペリーは、ポール・ハリスの心を理解した上で、サンフランシスコ、オークランド、シアトル、ロサンゼルス、ボストン、ニューヨーク等全米に15のクラブを作りました。チェスリー・ペリーは奉仕哲学を追求し、ロータリーを拡大させる事と親睦を深めるという相反する二つを調和させる為、奉仕哲学の追求、ロータリーの拡大、情報の媒介の3つの機能を預かりこれだけを行使する独立した専門事業団体を作りそこに委託する事を考えました。これが1910年に発足した全米ロータリークラブ連合会です。これは、1912年に国際ロータリークラブ連合会となり、さらには1922年に国際ロータリーと改称され発展していきました。事務総長チェスリー・ペリー1910年全米ロータリークラブ連合会は、それを構成する各クラブの承認決議を得て正式に発

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