「カンボジア対人地雷除去
プロジェクト」に参加して
第2630地区直前ガバナー
小野泰男

 D2630(三重県)伊勢ロータリークラブが2001年4月創立50周年を迎えた折り、式典にスポンサークラブ(東京ロータリークラブ)の代表として岡崎由雄会員が祝辞を述べられ、その後に岡崎氏がD2580「対人地雷除去プロジェクト」の座長に就任されていることや、2001年2月にはカンボジア タシアム県ロハール村の地雷除去プロジェクトに現地のヘイロー トラスト(NGO)やジャッズ(NPO)の協力のもとに活躍され、ロータリークリアランド第1号の拠点づくりに成功されたことを伺いました。

 私は今日までロータリーの数々のプロジェクトの中でこれほど世界の恒久的平和のため貢献することは他にないと考え、正面から地雷除去のキャンペーンに参加することを即座に申し上げました。そして第2回調査団の一員として2002年2月9日より13日までの間、カンボジアに参加訪問させていただく機会をいただきました。深く感謝申し上げる次第です。

 カンボジアの地雷の歴史は、カンボジアの内戦の歴史であります。その傷跡は計り知れないほど深いものがあります。クメール ルージュ軍、ポルポト派軍、べトナム軍、カンボジア政府軍など次々と交戦が繰り返され、その進攻を防ぐため対人、対戦車向けの地雷が無数に埋設されたもので、この他多くの迫撃砲弾が散乱している状態であります。

 その数は150万個とも200万個ともいわれ、地雷除去活動が始められ4年を経過しても、未処理の地雷は40万個以上存在しているといわれています。そして今後、地雷原をクリアするためには更に8乃至10年を要するといわれています。

 またこうした地雷の目視発見は非常に困難な上、半永久的に無差別に住民を狙い続け、特に子供の犠牲者に至ってはその85%が病院にも辿り着けない現状であります。やっと治療の末、再起を志しても、義足、義手、車椅子が不足しています。
 私たちロータリアンはこうした犠牲者に「愛の手」を差し伸べるべく、D2580委員会の協力を得て、車椅子100台と不足部品をシェムリァップ地区のJESUIT SERWCE社 NOEL PARMAR S.J.を通じ、寄贈することにいたしました。

 今日全世界ではカンボジアの他、モザンピークやアフガニスタン、コソボなどに数え切れないほどの地雷が埋設されております。かつて今は亡きプリンセス ダイアナがコソボの地雷原を訪れ、身には防弾チョッキとバイザーをまとい「弱者こそが救われるべき」とのメッセージを世界中におくった有名な話があります。

 私たちは次世代の人々の希望と未来を奪ってはならないし、地雷が何発あるということにこだわらず、何人の人を救済できたか、ということが重要であります。そのためにロータリーも不屈の努力を払い、かつ持続しなければなりません。ロータリーの基本は人類愛であります。そして、“SHOW THE FRAG"でなく“SHOW THE ACTIVITY"であるべきだと考えます。

 2002-03年度B.RATTAKUL RI会長がテーマに「SOW THE SEEDS OF LOVE」を提言されますが、正に人類愛と考えます。