カンボジア視察団帰国レポート

対人地雷の除去に関する特別委員会座長  岡崎由雄

【2月9日】

 AM9:00成田空港にて結団式を行い、全日空925便にて出発。沖縄分区のロータリアン2名を含む、2580地区すべての分区からの参加を得た総員12名の視察団は、タイ国バンコックを経由してPM9:00カンボジア シムリアップ空港に到着。

【2月10日】
 HALO TRUSTシムリアップ事務所にて、カンボジアの内戦状況、地雷埋没のいきさつ、HALO TRUSTの活動状況に関するブリーフィングの後、明11日訪問するロハール村の「地雷除去前」の様子をビデオで見学、式典と学校訪問のスケジュール打ち合わせを行う。

【2月11日】
 シムリアップ空港より2台のヘリコプターに分乗して約20分、上空よりHALO TRUSTの活動現場を視察の後、スバイル郡タシアム地区ロハール村に着陸。ロータリークリアランド標識板除幕式の後、同村にある2つの学校(ロハール校:生徒数200名、トロピアン校:生徒数100名)において、村長、村の幹部、全校生徒とその父兄に迎えられ、子どもたちに学用品のプレゼントを配る祝賀会を開催。

 現地は今が最も過ごしやすい気候とのことであるが、外気温35〜37℃、地雷除去作業の地表温度46℃もある地雷原の視察は、厳寒の東京から訪問したわれわれにとってかなりきつい数日間であったが、ロハール村での滞在中、村人たちが口々に「地雷を気にせず暮らせる、安心して農作業ができ、子どもたちは思う存分自由に遊べるようになった」と喜び、笑顔で挨拶する姿を見て、このプロジェクトの成功を実感した。

 本年2月9日現在までにRCの援助資金でクリアーになった土地は251,575u(約76,235坪)、4ヶ村と2つの学校の周辺で75世帯が再定住を始めており、安全な道路が確保されたことにより、村人の行動範囲が広がると同時に村と村の交流が始まり、学校が建てられ、農作物の収穫・販売が始まるなど、社会経済活動の初歩的原点がスタートした。

 クリアランドの第1号が完成したことにより、本プロジェクトの最初のステップを踏むことができたことの喜びと、この活動が第2、第3のステップを経て日本全国の地区に広まり、2004年までに更なるクリアランドを広げて、日本が発信した世界RCの活動へとジャンプすることを願って2月12日シムリアップを発ち、タイ国バンコック経由にて2月13日早朝、全員無事帰国した。

《※折しも視察団が帰国した翌日2月14日付けで、カンボジア大使より、当地区の対人地雷除去活動に対し感謝の意を表した御礼状が届いた》






 


A 視察団一行を出迎えるロハール村の人々
B 民家の入口に地雷の注意書き
C ロータリークリアラウンド標識板の前で、JAHDSとHALO TRUSTのメンバーと
D、E ロハール村地雷除去最前線で
F ロハール校 トロピアン校の生徒に学用品を配る
G 生徒たちと記念撮影
H まだまだ終わらない地雷の恐怖、のどかな風景だがここもまた地雷原