対人地雷について考えたことがありますか?

パストガバナー  指田勢郎


 この非人道的兵器は人を殺すことを目的としていません。人を障害者にすることを、苦痛を永遠に相手に与え続けることを目的としているのです。片足をもぎ取り、片手を一生奪うことです。この非人道的兵器を許すことができますか?
 それはその地が戦場でなくなった後でも、兵士ではない、子どもや娘や一家の大黒柱を障害者にしています。我々はこの悲惨な状況を黙して、対岸の火事として見過ごしていいのでしょうか?


 我々RI第2580地区は、身近なこの問題に対応するために、3年来アジアの仲間であるカンボジアの対人地雷の除去に関わってきました。徳増PGの発案で始められた「人道的な対人地雷の除去に対するカンボジアヘの活動」は、今年度、汚染地域であったロハール村への道を清浄化しました。住民の多大な感謝をその成果に対して得ております。しかし、道はなお遠い状態です。2月9日からロハール村の現状確認に岡崎座長を団長として現地訪問を行いましたが、この「人道的な除去援助努力」は持続すべき問題です。

 よく出る疑問は、我々が除去に努力してもその主たる製造国であるアメリカ、ロシア、中国が造り、売り、埋めている現実に抗議をしないのはおかしいという点です。これらの国は、オタワで行われた「対人地雷の禁止条約」に批准していないのです。そしてこの子どもにまで障害を与える非人道的兵器を造り、売り続けているのです。それが「悪」であっても内政への干渉はできないのです。我々ができるのは、「問接的な彼らへの圧力」しかありません。そして「原子爆弾」に対する国際的な圧力と同じように、地道な非人道的兵器廃絶への間接的な行動のみであると思います。

 対戦車地雷のように兵器を壊す武器ではなく、子どもの手足を奪う対人地雷は許せません。今後、日本初の行動として、世界へ広げる人道的な活動として、我々ができる平和への協力を是非ともお願いいたします。