【マンガ】奉仕の理念を未来へ繋ぐ ロータリーの原点決議23-34から紐解く奉仕の心
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38足し、初代会長にポール・ハリス、初代幹事にチェスリー・ペリーが選ばれました。設立初年度、チェスリー・ペリーが受け取った書簡2,500通、送った書簡6,000通これをすべて手動タイプライターで打ったと言われています。1912年に国際ロータリークラブ連合会に改称された際、幹事は事務総長と名称が変わりました。チェスリー・ペリーはこの後30年に亘りこの職務に携わりました。連合会と各クラブの関係は、どちらが上か、どちらの組織が他を統括するのかの議論がありましたが、連合会はあくまで各ロータリーの連合組織であり、各クラブは主体性を持ち、それぞれの会長・幹事が統括し、会員はそれぞれのクラブにて活動をする。連合会は上記の奉仕哲学の追求、ロータリーの拡大、情報の媒介を行う組織として、各クラブと連帯して活動を拡大して行く役割を負っております。ポール・ハリスは、事務能力、組織管理能力に優れたチェスリー・ペリーがいなかったら、国際ロータリーという、民主的でかつ合理的な組織は出来なかったと言っています。ポール・ハリスの連合会会長就任全米ロータリークラブ連合会が出来た時、会長はその時あった15クラブの親クラブであるシカゴクラブから出すべきとされましたが、誰が適任かシカゴクラブ内で紛糾しました。しかし、当時クラブ会長であったエー・エム・ラムジーがロータリー始祖のポール・ハリスが適任であると発言し、ポールに決定しましたがそれまでに10ヶ月を要しました。その年度残りの期間

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