ガバナー月信 Vol.7
ガバナー 浅川 皓司


謹賀新年

新しい年を迎えると共に、半期を振り返って。

 明けましておめでとうございます。ロータリーの皆様も良い新年をお迎えになったことと心からお慶び申し上げます。

 一年の計は元旦にありと申しますが、新しい年を迎え、この一年をさらに素晴らしい年にしようと心を新たに門出をするのが、わが国の昔からの慣わしであります。

 職業人の集まりであるロータリーは、職業奉仕をその根幹にしています。自らの仕事に誇りを持ち、高い倫理観と道徳観をもって、仕事に励み、その仕事を通じて地域社会のために貢献すること。それが職業奉仕なのであります。職業奉仕の志を常に持ち続け、凛として、気高く、夫々の職業に励むことであります。その職業奉仕の精神を、今こそ、今年こそ、全ての職業人に、いや全ての人々に分かちあおうではありませんか。

 先の年次大会における、ビチャイ・ラタクル元RI会長の特別講演にあったように、ロータリーに職業奉仕が無かったら、ロータリーは他の奉仕団体と何処が違うのでありましょう。職業奉仕はロータリーにしかない奉仕活動であります。職業奉仕は、職業人であるロータリアン自らの職業を通じての奉仕活動であるために、他の奉仕活動と違って、結果を本人以外は目にすることが難しい奉仕活動だと思うのであります。しかし、職業奉仕は、ロータリーの綱領、職業宣言、四つのテストに基づく金看板なのであります。

 しかし問題は、この職業奉仕の精神を理解し、唱えているだけでは何にもなりません。実践してこそ、ロータリアンなのであります。ただロータリーのピンを付けているだけでは資格がありません。実践し、葛藤しながら自らを研鑽し、同じ志を持つ仲間と共に集うのがロータリーの例会なのでありましょう。

 そして、皆さんのお仕事が世の中のお役に立っていると言うことは、職業を通じて社会に貢献していると言う事であります。地域社会にとって必要で、重要な職業なのでありましょう。それであるならば、皆さんのお仕事をより繁栄させ、末永くその活動を続け、社会に貢献し続ける事が望まれているのであり、それに応えることこそが、職業奉仕の実践なのでありましょう。

 新しい年を迎え、更なる業績の飛躍をもたらされるならば、それこそ、職業奉仕をまっとうしておられる事になりましょう。皆様の更なるご活躍と発展を心から願って止みません。

 さて、ロータリーはアメリカで誕生した組織です。したがって、ロータリーの年度は7月に始まり、翌年の6月に終了する事はご存知の通りであります。

 それ故に、新しい年を迎えるこの正月は、私にとって、半期が終了した事でもあります。残された任期は半年になりましたが、既に全てのクラブへの公式訪問を済ますことが出来ました。さらに、昨年の11月14・15の両日に板橋敏雄RI会長代理をお迎えしての年次地区大会を成功裡に終えることができました。ビチャイ・ラタクル元RI会長の特別講演は、後世に残る歴史的な感銘深い講演であったと思います。お話の中で特に印象深かったのは、「ロータリーは職業分類に従って選ばれた夫々の業種を代表する職業人の集まりでなければならない」と言われた事であります。したがって、会員の増強は、いたずらに数を増やす事ではなく、その資質を備え、志を持った、ロータリーに相応しい職業人を対象にすべきであると述べられました。まさにわれわれ日本のロータリアンの大多数が考えていた事を語っていただいたような思いであります。

 また、藤原正彦先生の基調講演も巧みな話術のなかに、鋭いご指摘の数々はまさに時期を得た講演であったと存じております。

 そのほかの企画も、R財団の活動の数々をご紹介し、会員増強・維持に関わる活動の事例紹介をいたしました。出席された皆様の参考になれば幸いです。

 年末に、沖縄の那覇RC事務所とガバナー事務所の間に、テレビ会議システムを開通させる事ができました。沖縄・東京間の緊急時の会議召集に役立つ事と考えております。

 残る半期は、更なる地区の発展に努力してゆく所存であります。皆様の一層のご支援、ご協力を心から願っております。どうぞよろしくお願いいたします。