ロータリー財団について一層のご理解を

地区ロータリー財団委員長  古宮誠一(東京東RC)

 私はこの度、2007年〜08年度RI第2580地区ロータリー財団委員会委員長に任命され、規定により引続き2008〜09年度、2009〜10年度、都合3年に亘り委員長を務めることになりました。幸い、当委員会には茂手木克央、俣野幸昭両副委員長、西春貞男直前委員長はじめロータリー財団に詳しい委員がおられるので、活発な活動が出来るものと存じます。ロータリアンの皆さまには宜しくご支援下さいますようお願い申し上げます。

 一般に、ロータリアンの皆さまは「ロータリー財団」と聞けばすぐ「寄付」と思われるでしょう。事実、大多数の皆さまは「年次寄付」として毎年1人100米ドル以上の寄付をされ、更に「恒久基金寄付」として1000米ドルを寄付された方も多いと存じます。ポリオ撲滅の寄付もされています。

 しかし、ロータリアンが、「ロータリー財団」とは何か、活動内容(プログラム)や寄付されたお金の使い道、お金の流れなどについて、よく理解されている方は比較的少ないのではないかと思います。ロータリー財団のことをよりよく理解して頂くことが、ロータリアンが快く前向きにご寄付をして頂くことにつながることと存じます。

 私共「地区ロータリー財団委員会」の役割はロータリアンの皆さまにロータリー財団の活動(プログラム)、資金の流れなどについて、ロータリー財団セミナーや卓話を通じ、またある場合は「ロータリーの友」、「ガバナー月信」などを通じて情報を提供し、共に勉強していくことであり、各クラブにご支援、ご協力することです。そしてガバナーは当委員会の職権上の委員であり、ガバナーがロータリアンに財団への寄付を要請される際、それを支援、協力するのが委員会の大きな務めです。

 当「地区ロータリー財団委員会」の元委員長橋本有史氏により今年制作されたDVD“やさしいロータリー財団”ナレーション付は分かりやすく、各クラブには既にお届けしてありますので研修資料としてご活用下さい。以下、それを参考としてまとめました。

ロータリー財団標語「世界でよいことをしよう」「Doing Good in the World」
財団創始者 アーチC. クランフの言葉
○ロータリー財団とは
   ロータリー財団は正式には「国際ロータリー(RI)のロータリー財団」です。ロータリー財団はロータリアンからの寄付を原資として国際ロータリーが果すべき“地域、全国、国際の各レベルの人道的、教育的奉仕活動”を行うための組織です。そして国際ロータリーはロータリーの綱領とロータリーの使命を遂行し世界理解と平和を達成する努力をしています。ロータリー財団の行うプログラムこそがロータリーの奉仕活動そのものです。ロータリー財団は国際ロータリーの意を体し意向に沿って奉仕活動をしており、密接なつながりを持って相互協力しています。
○活動内容(プログラム)
   教育(国際親善奨学生、世界平和フェローシップ)、人道的支援、ポリオ・プラス撲滅
○寄付
   年次寄付(毎年1人100米ドル以上)、恒久基金寄付、使途指定寄付(例:ポリオ)、大口寄付など
○寄付と資金の用途、流れ
   @年次寄付
ロータリアンが毎年1人当り100米ドル以上の寄付(各クラブ単位で寄付増進)
寄付した年から3年後(04〜05⇒07〜08)に、寄付額の50%がDDF(地区財団活動資金)として地区に還元され、地区補助金、国際親善奨学金に使われます。また、WF(国際財団活動資金)にも50%が分けられ、財団本部より直接国際活動向けに活用されています。
尚、年次寄付の運用収益(金利等)は運営費に活用(3年後)されます。
A恒久基金寄付
これは、ロータリー財団の「基金」への寄付で、寄付額の元本は使用せず基金として残します。運用収益のみ3年後にDDF、WFに活用されます。この基金への寄付は金額を問いません。通常1,000米ドルの寄付者はベネファクター(後援者)としてポール・ハリス・フェロー認定状を受けられます。2006年9月30日現在ロータリー財団恒久基金の総額は5億530万ドルです。2025年までに10億ドルを目標としています。
Bその他
使用指定寄付……指定された用途への寄付(ポリオなど)
大口寄付
○結び
   年次寄付は「毎日庭に水を撒き、花々に水を供給する」ようなものです。
恒久基金は「何時でもどこにでも水が撒けるように充分な水を用意している貯水池」のようなものです。