「会員増強・拡大月間に寄せて」

地区拡大増強委員長小澤秀瑛(東京青梅RC)
 ロータリーの成功は、優れた資格の会員基盤を築き保持する事が出来るかどうかに大きく関わりがあります。

 私達の組織の成長は、その会員を増加させ、充実した基盤を築く事にあります。簡略に言うと会員増強は、ロータリーの生命線であり、増強なくして存在もあり得ないという事は言うまでもありません。

 しかし他の組織と比較して考えた場合、誰でも会員になれば良いというものでは決してありません。そこに現在のロータリーの抱える大きな矛盾点があります。

 ある調査によると、欧米ではロータリーの認知度が、知らない人より上回っていますが、日本に於いてはその逆で、無認知の方が上回っております。この点もロータリー存在の特殊性を広報し、知らしめる大きな宿題であると言わざるを得ません。

 奉仕を目的とする団体が多く存在する事は周知の事実です。しかしそれらの団体とロータリークラブの在り方とは大いなる差があります。

 職業奉仕に目覚め、自己向上を基本とし、地域から選抜された者の集まりであるこの基本を、もう一度地域社会に認知される様努力する必要があると思われます。そして憧れの集いであり「あの人の居るロータリー」そこに居る人に憧れて入る動機付け、そして「あの人の様なロータリアンになりたい」という意識付けが最も必要な時期に来ていると考えられます。

 誤解される事を恐れずに言えば、エリートの集いであるという、入会している事に誇りを持つこの基本原点を認識する必要があると思われます。

 そのためには地域のニーズにかなった、そして会員の関心度の高いクラブ奉仕プロジェクトに取り組む事によって地域の信頼を得るだけでなく、その事がクラブの広報、会員の親睦、会員退会防止にも繋がってまいるのではないでしょうか。

 そして組織を生き生きとさせる為には、新しい血の導入が必要であると同時に退会防止も連鎖して考える必要があります。

 迎え入れた新会員の約40パーセントが三年以内に退会していく現状について、深刻に受け止め対応策を考慮しなければなりません。

 退会理由の第一は会費が高い。第二に奉仕の機会が与えられない。第三に会の中に中々とけこむ事が出来ない…等、言われております。

 何れにしてもクラブの体質強化と発展の源は会員の退会防止と会員増強が共に重要な要素である事にかわりはありません。

 今何故ロータリアンであるかと自問し皆様の強い意思と信念がこの永遠の課題を必ず解決してくれるでしょう。期待しております。