RI国際大会に出席して
ガバナー 浅川 皓司

 6月17日から米国のユタ州ソルトレイク市で開催された、国際ロータリー年次大会に出席して参りました。ソルトレイク市での開催は1919年以来、実に88年ぶり2回目の開催となりました。ご存知のようにソルトレイク市は、モルモン教の聖地であります。

 われわれ日本人にとりましては、恒例の日本人朝食会があり、モルモン・タバナクル合唱団の演奏会、諸宗教合同礼拝と国際大会ならではの行事にも出席して参りました。

 本会議はボイド会長の祖国に因んでマオリ族の歓迎に始まり、国際児童合唱団の合唱に続いて、ボイド会長の歓迎の挨拶、ご家族の紹介、そして会長の基調講演がありました。

 翌18日の第2回、翌々19日の第3回、最終日の第4回本会議と滞りなく進み、最後にウィルフリッド・ウィルキンソンRI会長エレクトの紹介、講演をもって無事終了いたしました。

 来年の国際ロータリー年次大会は、米国のロスアンゼルスにて、6月15日から18日まで開催されます。多くの地区内ロータリアンとご家族のご参加を心から願っております。

 さて、今月は「会員増強および拡大」月間であります。

 誠に残念な事に、当2580地区では、前年度末に、沖縄東部ロータリークラブが解散・脱会いたしました。会員の多くは近隣のクラブへ移籍され、引き続きロータリアンとして活動されるとの事であります。したがって、今年度、当地区は71クラブでの出発となりました。

 会員の増強は、ロータリーに限らず全ての団体にとって必須な事であります。毎年、全ての会員が一つずつ年を取るわけですから、会員の増強を図り、会員の平均年齢の維持が必要不可欠になるわけです。

 ロータリーは、近年会員の減少が進み、国際ロータリーは大変危機感を募らせております。特に日本のロータリーについては、最盛期に比べ、その減少が際立っているとの指摘があります。

 しかし、私は、バブル期に異常に膨張した組織が、適正化に向かって調整されていると考えたいのであります。

 ロータリーは、一業種から一人選ばれた、地域社会の代表的な職業人の集りから始まり、奉仕の理想を実践し、とりわけ職業人として高い倫理観と道徳観が求められる職業奉仕の志を持って努力する人達の集りであると思います。その観点から眺めますと、今日のロータリークラブは、職業奉仕について、満足すべき対応をしているでしょうか?今一層の周知徹底を計ることが必要ではないでしょうか。今日の世相を見るにつけても、殊更その重要性が求められていると思うのであります。

 会員の増強は本当に大切な事であります。しかし、いたずらに会員を増やす事ではなく、本当に自分たちの仲間として相応しい人達、ロータリアンとして相応しい人達に参加してもらう事が、極めて大事な事でありましょう。私は量よりも質を大事にすべきであると存じます。質が下がれば、組織は必ず崩壊します。

 会員の減少によってクラブの運営が厳しくなるのであれば、むしろクラブの統合を図り、健全なクラブ運営を図るのも一案であると思います。

 私はガバナーとして、各クラブにお願いしたいのは、いたずらに増強・拡大を図るのではなく、先ず、充実した、楽しい、魅力あるクラブつくりに努力していただき、しかる後に、本当にロータリアンに相応しい職業人を迎えていただきたいと思います。楽しいクラブ、魅力あるクラブになれば、おのずと入会を望む、相応しい人達が集まって来ると思います。

 もう一度原点に戻って、理想的なクラブを目指そうではありませんか。
「国際大会会場にて」写真提供:ロータリーの友